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「人気メーカーなのになぜ買取価格が安い?」

メルセデスベンツと言えばその知名度の高さ、ステータス感から人気の車です。外車と言えばベンツが真っ先に思い浮かぶ人も多いですし、若者から中高年まで広く愛されるメーカーです。

しかしながら外車というのは故障しやすい、燃費が悪い、維持コストが高いというイメージもあるため、年式古ければ古いほど、走行距離が伸びるほどディーラーでの下取りは厳しくなります。

特に最近では「燃費●●」みたいな感じで、燃費の良さをプッシュしてる車が増えてきました。軽自動車ですらそんな風潮がある時代ですから、燃費の悪いベンツは査定額が低くなりがちです。

しかしながらベンツオーナーとしては、二束三文での買取りなんてまっぴらゴメンでしょう。そこで今回はメルセデスベンツを高価買取してもらうための査定のコツについて解説します。

記事は下に続きます。





メルセデスベンツの査定でチェックされるポイント

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ベンツに限らずどのメーカーの車でもそうですが、車種・走行距離・年式・ボディーカラーは重要な要素になります。それ以外の外装、内装もくまなくチェックされますが、主に以下の5つのポイントを点検されます。

ポイント
  • ボディーの傷・凹み
  • 内装の汚れ・ニオイ
  • エンジンルームの点検
  • 事故車、修復歴があるかどうか
  • 整備点検記録簿、取扱い説明書

ボディーのキズ・ヘコミは言われなくても分かるでしょうが、内装の汚れ、ニオイと言うのも意外と見られています。

特にタバコを吸ってる人に注意してもらいたいのが、シートの焦げ跡、煙の臭いです。ボディーの傷、凹みに比べると内装の汚れ、臭いは気にならないもので、特に助手席・後部座席はふだん座ることがないのでスルーしがちです。

オートバックスのようなカー用品店に行けば、車内のニオイを取るためのグッズ、シートの焦げ跡を補修するキットが売られていますので、自分ができる範囲で室内をキレイにしておくことをおススメします。

ちなみに査定前にボディーの傷、凹みを修復しようとしても、リペアの経験がない場合は上手くできないことがありますし、業者にお願いすると数万円かかるので逆に損をすることがあります。

私自身、車の売却前にボディーの傷を補修しようと、オートバックスで愛車の色に合わせたタッチアップペンを買い、セルフ補修に挑戦したことがありますが、上手く塗ることができず逆に目立ってしまうというミスを犯したことがあります。

日頃からメンテナンスを自分でやったり、車の整備点検スキルがある人は良いのですが、査定前に初めてチャレンジすると言う場合は、私のように失敗する可能性があるので注意しましょう~

エンジンルーム、修復歴の不具合はごまかせない

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エンジンの調子、プラグの状態、改造パーツ、修復歴の有無などもチェックされますが、このあたりはボディーの傷、内装の汚れ以上にごまかしが効きません。

下手に事故車であることを隠したり、修復歴を黙っていると損をすることがあります。なぜならバレた時に、「このお客さんは信用ならない、もっと丁寧にチェックしよう」となりかねません。

プロが本腰を入れて車をチェックするとボロが出るので、マイナス査定をガンガンくらうと言うことにもなりかねません。

事故車、修復歴、エンジンの不具合などはプロが見たらすぐに分かりますので、自己申告をしておいた方がいいです。

そうすれば査定をする営業マンも安心感を持ちますし、「これくらいだったら大丈夫ですよ」と言ってくれることもありますので。

整備点検記録簿、取扱い説明書はあるか?

整備点検記録簿はそのクルマの過去のメンテナンス状況が一目でわかる書類です。下取り査定にきた営業マンは、コレを見て過去の整備状況を確認しますので、紛失してる場合はマイナス査定になります。

なぜなら事故車、修復歴があることを隠すために「整備点検記録簿なくしちゃったッス」みたいなことを言う不届きモノがいるので、「整備点検記録簿の紛失=なにか隠したいことがある」と思われてしまうからです。

また本当に紛失してたとしても法定1年点検、車検のときに車屋さんから「アレ? 整備点検記録簿がないんだけど?」と聞かれることが多いです。

なので整備点検記録簿の紛失に気付かないってことは、よほどずさんなメンテナンス状況だったと思われるので、どちらにしてもマイナス査定になります。

あと取扱い説明書があるかどうかも重要ポイントです。自分からすると使い慣れてるし、いまさら見る必要もないから捨てたってケースもあるでしょうが、新しいオーナーにとっては貴重な資料になるので、大切に保管しておくべきです。

そうは言ってもこの記事を読んでる時点で、取扱い説明書を保管してないことに気付いても後の祭りです。そういう場合は後悔しても仕方ないので、次回からはキッチリと取っておくようにしましょう。

実際にどこをチェックされるのかガッツリと書いた記事がありますので、そちらも参考にしてください!

売却するお店で買取価格に差が出る

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先ほどはメルセデスベンツの買取価格をアップさせるための5つの査定ポイントを解説しました。ココからはさらに売却額を上げるために、買取店の選び方について3つのポイントを解説をします。

ポイント
  • ディーラーより高価買取してくれるお店がある
  • 高く買取ってくれる業者を探す
  • 一括査定で複数の業者から見積もりを取る

愛車の下取りをする時、一番最初に検討するのはディーラー下取りです。

メルセデスベンツから豊田自動車のクラウンアスリートに乗り換えるならトヨタディーラー、日産のスカイラインを購入するなら日産のディーラーで下取り査定をしてもらいます。

ディーラーで売却するのが一番手間がかからないし、アレコレ考える必要もないので楽なのは間違いないです。ただ唯一のデメリットは、ディーラー下取りだと査定額が低いってことくらいです。

なので金銭的に余裕があり、お金が余ってるならディーラー下取りでOKなんですが、少しでも高く売りたいならメルセデスベンツを高額買取してくれる専門店にお願いした方がいいです。

外車の買取販売に力を入れてるお店、メルセデスベンツの価値を分かってるお店、買取販売実績があるところの方がディーラー下取りよりも高く買取ってくれるのは言うまでもありません。

なので少しでも高く売りたいならディーラーで売るのではなく、中古車買取り業者にお願いした方がいいです。

お店探しがメンドクサイあなたへ

ディーラー下取りよりも中古車買取り専門店の方が、メルセデスベンツを高額買取してくれることは分かったけど、「一件一件お店を探すのは大変じゃね?」と言うあなたにピッタリなのが、中古車一括査定サイトです。

自宅のパソコン・スマホからサクッと入力するだけで、愛車の買取価格の相場がその場で分かりますし、自宅周辺にあるお店がパッと分かるので探す手間も省けます。

その中で一番、高い値段をつけてくれたお店に、あなたの愛車を売ればいいんです。

ディーラー下取りだと1件しか見積もりを取らないので比較が出来ませんが、一括査定サイトを使うと複数社の見積もりが取れるので便利です。

どのくらい買取り価格に差が出るの?

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そうは言ってもディーラー下取り、中古車買取り専門店でどのくらい買取価格に差が出るのでしょうか? 気になったので調べてみました。ちなみに引用元は楽天オートです。

「数万円くらいの差だったら、メンドクサイからディーラー下取りでいいよ」ってなりますよね? 実際はどうなんでしょうか?

車種 買取店 年式 走行距離 下取価格 買取価格
 Cクラスワゴン ユーポス 23年式 1万5000~2万km 200万円 230万円
 Cクラス がリバー 18年式 3万5000~4万km 18万円 27万円
 Eクラスクーペ カーセブン 22年式 3万5000~4万km 80万円 150万円
 Aクラス ガリバー 23年式 2万~2万5000 km 60万円 75万円
 Cクラスワゴン キャスト 16年式 7万5000~8万km 0円 24万円

※2016年10月7日時点でのデータです

お店によっては下取提示額より9万円しか上がらないケースがある一方で、70万円もアップすることがあるんですね。これだけ買取価格が上がったらめちゃくちゃ大きいのでテンション上がるでしょうね~

また高年式・走行距離が多い車で、下取価格が0円の場合でも24万円の価格がつくケースがあるんですね。

「オンボロだし廃車しかねえか…」と諦めかけてた時に、「24万円で買い取りますよ~」って言われたらテンションアゲアゲでしょうね(笑)

ディーラー下取りと比較して3~4万円しか差額がないなら、わざわざ中古車買取業者を利用する価値はないと思ってましたが、ココまで差があると心が動きますね。

最終的にメルセデスベンツの愛車をどのお店で売るかはあなた次第ですが、少しでも高く売りたいならなら、この記事で解説したポイントを押さえてください。そうすることで少しでも買取価格を上げることができますので。