「愛車の査定をしてもらう前って洗車した方が良いの?」このようなギモンを持ったことがあります。
なので実際に自動車買取業者の方に聞いたことがあるのですが、どうせ後からキレイに洗車するから、掃除してもしなくても良いと言ってました。
ただ逆にあなたが査定をする立場だったらどうでしょうか? 「洗車をしてなくて汚れたクルマ」と「綺麗に掃除してピカピカの車」のどちらに良い印象を持ちますか? 私だったら査定前に洗車をしてる方が良い印象を持つでしょう。
たしかに事前に車をキレイにしたからと言って、100%買取価格が上がるとは限りません。しかし中古車査定をするのは人間ですから、少しでも良い印象を与えた方がプラス査定になる可能性があります。
なので最低でも洗車機に通すくらいはしておいた方が良いですし、余裕があるなら査定前に手洗い洗車をしておいた方がイイでしょう。
洗車以外にもやるべきこと
先ほどは最低でも自動車の外だけは洗車しましょうと書きましたが、それ以外にも車内に掃除機をかけたり、ダッシュボード、パネル、窓などのホコリも拭いた方が良いです。
自動車の外観だけをみて査定終了という買取業者はまずいません。洗車をして外はピカピカだけど車内が汚かったら「この人はふだんは掃除もしないんだな…」と悪い印象を与えてしまいます。
ふだんから車を雑に扱っている、掃除もしないような人が乗ってるクルマは、メンテナンスも行きとどいてないのだろうと思われると、マイナス査定を受けて買い取り価格を下げられる恐れがありますので。
またペットを車内に乗せることが多かったり、タバコを吸うことが多い方は自動車用の消臭剤で少しでもニオイを取っておいた方が良いです。
タバコを吸わない人の中には前のドライバーが喫煙してたかどうかを気にする人もいるので、あまりにもくさいニオイが残ってるとマイナス査定を受けかねません。
掃除にお金をかけすぎると本末転倒になる
ただココで注意点して欲しいのはいくら丁寧に洗車、車内をしても、劇的に査定額は上がらないと言うことです。
なので専門の清掃業者にお金を払ってまでキレイにしたり、カー用品店でお掃除グッズを集めてシャカリキにキレイにしても、そこまで買取価格は上がりません。逆に清掃業者に払うお金、掃除のためにかったグッズの方が高くつくことがあります。
そうなると中古車の査定額を上げるためにキレイに洗車するつもりが、掃除にお金がかかってプラスマイナス0どころか、逆にマイナスと言うこともありますので、必要最低限の洗車と車内の掃除をやればOKと覚えておいてください。
ボディーの傷はごまかせない
あと少しでも買い取り価格アップしようと思うあまり、ボディーの傷、へこみを隠そうとしがちですが、中古車査定業者の人というのはその道のプロです。
カー用品店にいくと傷を隠すためのタッチアップペンが売られていますが、素人がやっても完全には隠しきれません。それでどころか「この人は傷を隠そうとしてる、信用ならないな…」と悪い印象を与える危険があります。
そうなると「他にも隠してる不具合があるのではないか?」と思われ、買い取り価格を下げられる恐れがあります。
それなら素直に傷がある箇所を言った方が、相手に好印象を与えることができ、結果的にマイナス査定にならないこともあります。
またタッチアップペンでの補修をやったことがあるなら分かると思いますが、思った以上に面倒くさい作業なんですよね。手間をかけて査定額が上がるならまだしも、下がる可能性があるわけですから、ボディーの傷は隠そうとせずに申告しましょう。
まとめ
ここまでの話をカンタンにまとめさせていただきます。
車内の掃除、消臭もする
掃除にお金をかけすぎないようにする
ボディーの傷を隠そうとしてもバレる
査定前に洗車をしたからと言って買取り価格は上がらないと言う人もいますが、中古車査をするのは人間ですから、キレイにしておくに越したことはないです。
それにあとから「やっぱりキレイに洗車しておけば良かったかな…」と後悔しても後の祭りです。なので愛車を査定してもらう前に、出来る範囲で良いので掃除をしてから見てもらうようにしましょう。