「車を廃車にすると自動車税が戻ってくる」と聞いたことがある方も多いですよね。
- 廃車時に還付されるものとは?
- 還付金の受け取り方法を知りたい
- 軽自動車にも還付金はある?
- 手続方法の流れを教えてほしい
このページを見てくださっているということはこのような疑問をお持ちかと思います。戻ってくるものはしっかり受け取り、損をしないためにも廃車時の還付金について事前に知っておくことが大切です。
最初に簡潔に答えをまとめると…
- 廃車時の還付⇒「自動車税」「重量税」「自賠責保険」
- 受け取り方⇒「銀行・郵便局の窓口」「振り込み」
- 軽自動車の還付金⇒「重量税」「自賠責保険」
- 手続方法⇒自動車税は廃車手続きを行えばOK、重量税は永久抹消登録申請&還付申請、自賠責保険は保険会社で解約手続き
です。
「これらに関してもっと詳しく知りたい」という方は、以下の文章も参考にしてみてください。
でも実は、廃車するよりも「買取査定」に出すほうがお得の場合も多いです。車を手放す際は廃車だけでなく買取も合わせて検討してみてくださいね。
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廃車時に戻ってくる還付金
戻ってくるのは「自動車税」「重量税」「自賠責保険」
廃車とは公道を走らない手続きを行うことで2種類です。
- 車を解体し永久に使えなくする「永久抹消登録」
- 車を一時的に使えない状態にする「一時抹消登録」
廃車=解体やスクラップではありません。車の登録を抹消し、公道を走れなくする手続きです。
自動車税の還付
排気量によって課税される税金で、毎年4月1日の時点で車検証に登録してある所有者が課税対象です。
自動車税は、毎年5月末に「4月1日~翌年3月31日」の1年分をまとめて支払います。
自動車税が返還されるのは普通自動車のみです。
【自動車税の還付対象】
永久抹消登録 | 一時抹消登録 | |
---|---|---|
普通自動車 | ○ | ○ |
軽自動車 | ☓ | ☓ |
普通自動車は廃車手続きを行うと、手続きが完了した翌月から納税済みの3月31日分までが還付されます。
軽自動車はもともとの税金額が低いため還付制度はありません。
自動車重量税の還付
車の重量によって課税される税金で、購入時と車検時に支払います。
自動車重量税は、車検時に次の車検までの分を全て前払いすることになります。そのため、基本的に車検と重量税の期間が同じになることがほとんどです。
自動車重量税は普通自動車・軽自動車ともに返還されますが、永久抹消登録を行った時のみです。
【自動車重量税の還付対象】
永久抹消登録 | 一時抹消登録 | |
---|---|---|
普通自動車 | ○ | ☓ |
軽自動車 | ○ | ☓ |
自動車は廃車手きを行うと、手続きが完了した翌月から車検期間の残り分が還付されます。
一時抹消登録は、再度登録すればまた走れるようになるため重量税は還付されません。
自賠責保険の還付
自動車を運行するする場合、法律で加入が義務付けられている保険です。
自賠責保険は、車検のタイミングで加入する方が多いです。
【自賠責保険の還付対象】
永久抹消登録 | 一時抹消登録 | |
---|---|---|
普通自動車 | ○ | ○ |
軽自動車 | ○ | ○ |
廃車手続きをするときに車検期間が残っていれば、残り分が還付されます。
払い戻される金額は、保険会社によって違いがあります。詳しい金額は加入している保険会社に確認してみてください。
軽自動車の還付金は「重量税」「自賠責保険」
軽自動車を廃車した時に還付されるのは「自動車重量税」「自賠責保険」のみです。
先ほども書きましたが、軽自動車は自動車税の還付はありません。
還付金の計算方法
- 自動車税・自動車重量税⇒抹消手続きが完了した翌月から納税した残り部分
- 自賠責保険⇒抹消手続きが完了した後に申請を行うことができ、残りの保険有効期間
です。
自動車税の計算方法
自動車税の還付金の計算方法は次のようになっています。
例えば…
【1500cc~2000ccの車を、7月に廃車手続き完了した場合】
納付した自動車税「39,500円」×残存期間は翌月8月~3月までの「8ヶ月分」÷12ヶ月
=26,300円
自動車税の還付金は「26,300円」となります。
自分の車の自動車税は以下を参考にしてみてくださいね。
総排気量(CC) | ~1000 | 1000~1500 | 1500~2000 | 2000~2500 | 2500~3000 |
---|---|---|---|---|---|
税額(円) | 29,500 | 34,500 | 39,500 | 45,000 | 51,000 |
総排気量(CC) | 3000~3500 | 3500~4000 | 4000~4500 | 4500~6000 | 6000~ |
税額(円) | 58,000 | 66,500 | 76,500 | 88,000 | 111,000 |
自動車重量税の計算方法
自動車重量税の還付金の計算方法は次のとおりです。
簡単にいうと、永久抹消手続きが完了した翌月から、支払い済みの自動車重量分が返還されるということです。
ただし、自動車重量税は残り期間が1ヶ月以下の場合は還付対象外です。
自賠責保険の計算方法
自賠責保険の還付金額は次のとおりです。
簡単にいうと、解約を申請した日から支払い済みの保険分が返還されるということです。
自賠責保険も、有効期間の残りが1ヶ月以下の場合は還付対象外です。
ここまでのポイントをまとめてみました。
- 普通自動車⇒自動車税、自動車重量税(永久抹消登録のみ)、自賠責保険
- 軽自動車⇒自動車重量税(永久抹消登録のみ)、自賠責保険
- 自動車重量税・自賠責保険は有効期間1ヶ月以下の場合は還付対象外
自動車税還付金の受け取り方
還付金を受け取るまでの手続き方法の流れ
自動税還付金を受け取るには
- 陸運局で自分で手続きをする
- 買取業者やディーラーに依頼する
- 廃車専門業者に依頼する
といった方法があります。
これらの方法についてひとつずつ説明して行きます。
1.陸運局で自分で手続きする
自動車税や重量税の還付金を受け取るには、まず「抹消(廃車)手続き」を行う必要があります。
廃車手続きを自分でする人は少数ですが、管轄の陸運局で手続きを行うことが可能です。
自動車税は申請は必要なし
抹消手続きが完了すれば、自動的に自動車税の還付手続きも取れるようになっているので特に申請などを行う必要はありません。
還付金受け取るまでの流れを簡単に説明すると…
- 管轄の陸運局で抹消(廃車)手続きを行う
- 手続きをしてから2ヶ月ほどで自治体から「還付通知書」が届きます。
- 通知書が届いたら金融機関で還付金を受け取る
です。
重量税は「還付申請」が必要
自動車重量税は「永久抹消手続き」をする時に、いっしょに「還付申請」の手続きを行うことになります。
手続きは「普通自動車」と「軽自動車」で申請先が違います。
- 普通自動車⇒陸運局
- 軽自動車⇒軽自動車検査協会事務所
に申請を行います。
また、重量税の還付は、自動車リサイクル法に基づいて廃車が適切に解体された場合に限ります。そのため自動車リサイクル法に定められた業者に依頼する必要があります。
自動車重量税は軽自動車も還付対象です。忘れず申請するようにしてくださいね。
自賠責保険の還付は抹消手続き完了後
自賠責保険の還付を受けるには、抹消登録を証明する書類が必要です。
抹消登録が完了したら保険会社に直接連絡し解約を行います。
自賠責保険は保険会社との契約なので、解約依頼を申請しないと還付されません。
自賠責保険は、自動的に返金されたり連絡がくることはありません。保険会社への連絡は必須です。
2.買取業者に依頼
自動車税還付金の受け取り方法は、買取業者やディーラーに買取や下取りを依頼する方法もあります。
買取や下取りは基本的に「廃車」を行うわけではないので法的には自動車税は返還されませんが、過払い分の自動車税は査定額に上乗せという形で支払ってくれます。
手続きも業者が代行して行ってくれますし、高い価格で買取ってくれる場合も多いので一番オススメの方法です。
「買取と下取り、どちらがいいの?」と疑問に思った方はこちらの記事も参考にしてみてください。
3.廃車買取業者に依頼
動かない車など買取業者やディーラーで値がつかない場合は廃車専門の買取業者に依頼する方法もあります。
廃車専門の買取業者は、車の部品やパーツ、鉄などを資源として利用するため買取ってくれます。
廃車の手続きや還付金の申請は全て業者が代行して行ってくれます。
廃車にする前に買取業者に査定をお願いしてみてください。思っていたよりも高額な査定がつく可能性も!
還付金はいつ受け取れる?
還付金は、手続きが完了してから2ヶ月~3ヶ月前後で受け取る事ができます。
自賠責保険の還付は、問題がなければ10日前後で受け取れます。あまりにも遅い場合は保険会社に確認してみてください。
還付金の受け取り方法
自動車税、重量税還付金の受け取り方法は基本的に下記の2種類です。
- 郵便局・銀行⇒通知書が届いたら「通知書・身分証明書・印鑑」を持参し、郵便局・指定銀行の窓口で受け取る
- 銀行振込⇒抹消手続きの際に記入した振込口座に振り込まれる。
また、自賠責保険に関しては基本的に口座振り込みですが、保険会社によって異なるため確認しておくと安心です。
自動車税還付金の受け取り方は都道府県によって異なります。抹消手続きを行う際に確認してみてください。
車より買取の方がお得
乗っている車を手放す場合、ほとんどの場合は「買取」に出した方がお得です。
車の廃車を自分で行う方は少ないですよね。そもそも、廃車手続きは自分で行うと手間がかかる上解体費用なども発生するため業者に依頼する方が安く簡単にすみます。
でも、待ってください。
大切に乗ってきた愛車です。高く買取ってもらえると新車の購入費用に当てることもできますし、嬉しいですよね。買取に出すと自分が思っていたよりも高い価格がつく可能性も高いです。
まずは、廃車にする前に買取査定に出してみてください。ポイントは複数の会社に見積を依頼することです。
複数の会社から届いた見積もりを確認すると自分の車の相場が分かります。廃車にするよりも高い価格で買い取ってくれる場合がほとんどです。
複数の見積もりは「一括無料査定」で簡単にサクッと依頼できるので試してみてくださいね。
まとめ
ここまでの内容をまとめておきますね。
- 廃車にすると「自動車税」「自動車重量税」「自賠責保険」が還付される
- 自動車税は抹消手続きすれば自動的に還付金の申請も行われる
- 自動車重量税は「永久抹消登録」をした時のみ還付される
- 自動車税・重量税の受け取り方は2種類「郵便局・銀行窓口」「口座振込」
- 廃車は損する可能性も。買取のほうがお得。
税金や還付金の話はややこしくてちょっと面倒ですよね。でも、損をしないようにするためも事前に知っておくことが大切です。
また、車を手放す際はすぐに廃車にするのはもったいないです。
順番としては「買取業者⇒廃車専門業者」です。自分では価値がないと思っていても、買取査定に出してみると想像よりも高い値段で買取ってもらえることもあるので検討してみてくださいね。
事故車・水没車は廃車ではなく買い取ってもらえる!
- 45秒でカンタン!あとは待つだけ!
- 廃車にして損するより買取をしてもらおう!
- ビシャビシャの水没車・グシャグシャの事故車もOK
お馴染みの会社に一括査定できるので自分で交渉するより早いんです。
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